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阿部詩が柔道を始めたきっかけは?出身校やこれまでの成績を調査!

2020年2月21日、柔道のグランドスラム、デュッセルドルフ大会が行われ、女子52 kg 級で、世界選手権2連覇の阿部詩さんが見事に優勝。

東京オリンピックの代表内定確実となりました。

 

阿部詩さんは、「オリンピックでの金メダルを一番の目標に掲げ、そこに向かって努力する」とコメント。

 

そこで今回は

柔道を始めたきっかけ

出身校

今までの成績

などをテーマに紹介していきます!

 

阿部詩が柔道を始めたきっかけ

阿部詩さんが柔道を始めたきっかけは、お兄さんである阿部一二三選手の影響が大きいようです。

小さい時から、お兄さんの一二三さんと切磋琢磨してきた阿部詩さん。

 

ここでは、阿部詩さんが柔道を始めたきっかけについて、調べてみました。

 

兄の練習風景が楽しそうだったから

阿部詩さんが柔道に初めて出会ったのは、お兄さんの阿部一二三さんの練習を見るために、道場に、ついて行った時のこと。

お兄さんが練習をしている姿を見て、阿部詩さんは、「楽しそう」という印象を持ったそうです。

 

その後、すぐに柔道を始めました。

初めて4ヶ月の頃は、ずっと受け身の練習をしていたそうです。

 

当時5歳の阿部寛さんは、まだ、右も左も分からなくて、監督や先生から指示があるたびに、お父さんの所へ駆け寄り、「右って、どっち?」などと、尋ねていたのだとか。

 

阿部詩さんは、柔道を始めるきっかけを作ってくれたお兄さんのことを今でも尊敬していて、「お兄さんのようになりたい」という気持ちは、ずっと変わってないそうです。

 

センスは兄以上?

阿部詩さんは、2018年9月の世界選手権で、準決勝まで、4試合すべて一本勝ち。

決勝では、前年の世界女王志々目愛さんを延長の末、内股で破り、オール一本勝ちで、金メダルを獲得。

 

その名を世界に轟かせました。

この大会で、お兄さんの一二三さんは、2連覇を達成。

 

兄妹揃っての世界一は、史上初めてのことでした。

3歳年上のお兄さんの後を追い、5歳から柔道を始めた阿部詩さん。

 

飲み込みが早く、技の切れ味も抜群で、「柔道のセンスは兄より上」と周囲の人たちから、評価されていました。

 

高校2年生のインターハイで、阿部詩さんは一本勝ちで優勝し、その後、国際大会で、連戦連勝。

大きな飛躍を遂げました。

 

 

阿部詩の出身校

東京オリンピックに内定し、金メダルが期待される阿部詩さんは、一体、どこの中学、高校、そして、大学に進学したのでしょうか。

 

ここでは、気になる阿部詩さんの学歴について、ご紹介します。

 

日本体育大学在学中

阿部詩さんは、2019年の春から、日本体育大学に進学しています。

一般入試での入学ではなく、AO試験での入学です。

実は、お兄さんの一二三さんも、既に、日本体育大学に進学しており、その後輩になる形です。

 

阿部詩さんは、高校卒業の時に、複数の大学や実業団から、勧誘を受けていましたが、「お兄さんと同じ大学に行きたい」と、日本体育大学に進学しています。

 

大学の入学式で、阿部詩さんは、新入生代表として宣誓。

「もっと強くなりたい」とこれからの抱負を述べました。

 

日本体育大学の柔道部には、2002年のアジア大会で、金メダルを獲得した北田佳代さんや、全日本女子選手権で優勝した二宮美穂さんなど、頼もしい先輩が多くいます。

 

阿部詩さんが進学したのは、日本体育大学のスポーツ文化学部です。

 

夙川学院高等学校

阿部詩さんの出身高校は、中学の内部進学で、夙川学院高校です。漢字の読み方が難しいですが、(しゅくがわ)と読みます。

阿部詩さんは、夙川学院高校のグローバルアスリートコースに進みました。

 

こちらの高校は、1880年に創立された歴史ある高校。

2015年までは、女子高でした。

 

そのせいか、伝統的に女子の部活が盛んなのだそうです。

柔道部以外にも、ハンドボール部、テニス部が強豪校として有名です。

 

グローバルアスリートコースは、部活に入っている生徒だけからなる3年間固定のコース。

阿部詩さんは、高校時代も、ずっと柔道漬けの生活を送っていたようです。

 

夙川学院中学校

阿部詩さんの出身中学校は、兵庫県の私立夙川学院中学校です。

この中学校は、スポーツが強いことで、有名な学校なのだとか。

 

スポーツの中でも、特に、柔道で、名を知られていて、多くの柔道選手を輩出している中学校です。

阿部詩さんは、この頃から、メキメキと実力をつけ、中学3年生の時には、全国中学校柔道大会で、優勝しています。

 

中学校に入学した後、阿部詩さんは、小学生の時とは全く違い、練習に、真面目な姿勢で取り組むようになったといいます。

 

 

阿部詩の今までの成績

世界選手権で優勝するなど、これまで、輝かしい成績を収めてきた阿部詩さん。

 

ここで、阿部詩さんの過去の主な成績について、小学校時代からこれまでを遡って、ご紹介したいと思います。

 

小学校時代

阿部詩さんは、小学校時代から、柔道のセンスがあり、「お兄さんよりも強くなる」と周りから期待されていました。

小学4年生の時から、お兄さんと一緒に、夙川学院中学、高校の柔道部監督を勤めている松本純一郎さんの指導を受けています。

 

しかし、小学校時代の阿部詩さんは、道場の入り口の付近の壁にへばりついて、駄々をこねるなど、練習を嫌がっていたのだとか。

小学5年生の時には、全国小学生学年別柔道大会に出場しましたが、2回戦で、福岡の選手に判定で敗れてしまいました。

 

小学6年生の時には、初戦で、体重80 kg もある相手に.小外刈で敗れてしまい、この時の負けがきっかけで、闘争心に火がついたといいます。

 

中学校時代

阿部詩さんは、中学1年生の時に、全国中学校柔道大会に出場。

3回戦で、中学3年生の選手に合技で敗れました。

 

中学2年生の時には、同じ大会で、決勝に進み、2位の成績を収めています。

3年生の時には、全日本カデに出場。

 

決勝で、富沢佳奈さんと対戦するも、惜敗し、2位に終わりました。

全国中学柔道大会では、決勝で、古賀稔彦さんの娘さんである古賀ひよりさんを破って、見事優勝しています。

 

その他の成績は、全日本ジュニアで3位。

またシニアの全国大会である講道館杯で、2回戦敗退などがあります。

 

高校時代

阿部詩さんは、高校生になると、輝かしい成績を収めるようになります。

高校1年生の時、4月の全日本カデで優勝。

 

しかし、8月のインターハイでは、初戦で、反則負けしてしまいました。

この敗戦に、阿部詩さんは、とてもショックを受け、今までやってきたことが全て間違いだったような気持ちになってしまったとか。

 

それでも、お兄さんに励まされ、立ち直ったようです。

これをきっかけに、心の持ち方が大きく変化。

 

ぶれない気持ちを持続させることができるようになりました。

以降、2016年12月には、グランドスラム東京で、2位。

 

2017年2月、グランプリデュッセルドルフ大会で優勝。

同年8月のインターハイ個人戦で優勝。

 

この頃から、阿部詩さんは、その才能を監督にも認められ、東京オリンピックを目標にするようになりました。

続いて、2017年、高校2年生の時に、東京で行われたグランドスラム大会で優勝。

 

この時、お兄さんと揃って、兄妹優勝を果たしました。

さらに、快進撃は続きます。

 

高校3年生になると、2018年2月のグランドスラムパリで優勝。

5月のグランプリフフホト大会で優勝。

 

9月、世界選手権で優勝。

この時も、兄妹、同時優勝を達成しています。

 

さらに、11月のグランドスラム大阪で優勝。

これらは全て、オール一本勝ちでの完全優勝でした。

 

大学時代

以下、日本体育大学に進学してからの阿部詩さんの主な成績です。

大学1年生となった2019年5月のグランプリフフホト大会で2連覇。

 

8月に東京で開催された、世界選手権で2連覇。

この時、阿部詩さんは、世界ランキング1位になっています。

 

その後、11月、グランドスラム大阪では、久しぶりに決勝戦で敗れて号泣しました。

しかし、続く、2020年2月のグランドスラムデュッセルドルフ大会で優勝。

 

この優勝により、東京オリンピックの代表内定確実となりました。

 

 

さいごに

2020年2月21日、ジュッセルドルフで開かれた柔道のグランドスラム大会で、見事、優勝し、東京オリンピック日本代表に内定した阿部詩さん。

 

柔道を始めたきっかけは、お兄さんの一二三さんの練習を見て、「楽しそう」と思ったことがきっかけなのだとか。

幼い頃から、柔道のセンスがあり、周囲の人に期待されていたようです。

 

中学高校と、柔道の強い、夙川高校に進学しました。

高校1年生の時、インターハイで惜敗し、ショックを受けた後、阿部詩さんは、心の持ちようが大きく変化。

 

以降、柔道の主要国際大会で、オール一本勝ちの完全優勝を果たしています。

そんな阿部詩さんの今の目標は、「東京オリンピックで兄弟揃って、金メダルを取ること」。

 

いよいよ目前に迫った東京オリンピックで、阿部詩さんがどんな活躍を見せてくれるのか?

今から、期待が高まりますね。

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