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張本智和の両親は中国人!日本に帰化した理由やチョレイの意味とは?

東京オリンピックでメダル獲得が有力視されている選手の1人が、卓球男子シングルス代表の張本智和選手です。

2018年には「ワールドツアーグランドチャンピオンシップ」で金メダルを獲得するなど、世界トップクラスの実力を持っています。

 

張本智和さんの両親について、また日本に帰化した理由などが気になっている方も多いのではないでしょうか。

「チョレイ」の雄叫びでも有名で、今では日本男子卓球界を引っ張っていく存在となっていますね。

 

そこで今回は

両親は中国人

日本に帰化した理由

チョレイの意味

などについて紹介していきます!

 

張本智和の両親は中国人

張本智和さんは宮城県仙台市出身の卓球選手です。

日本生まれ、日本育ちなんですね。

 

木下マイスター東京に所属。

張本智和さんのご両親はともに中国人で、元卓球選手でもありました。

 

2014年の春、張本智和さんが9歳の時に日本に帰化し、日本国籍を取得しました。

その時、お父さんと妹さんも共に帰化したようです。

 

ですのでお父さんは、中国系の日本人ということになります。

しかし、お母さんは帰化していないので中国籍のままになっています。

 

張本智和さんのご両親はどんな方なのでしょうか?

お父さんお母さん、それぞれ見ていきます。

 

父は張本宇

張本智和さんのお父さんは中国四川省出身の元卓球選手です。

お名前は、張本宇さん。

 

現在は、男子ジュニア日本代表のコーチをされています。

お父さんは「仙台ジュニアクラブ」で長い間、指導をしていました。

 

「仙台ジュニアクラブ」は、卓球選手として、愛ちゃんの愛称で親しまれた福原愛さんも通っていたようです。

また、張本智和さんのお父さんは、仙台市宮の子に、自宅兼卓球場の「張本卓球場」を開設されています。

 

息子である張本智和さんは、幼い頃からお父さんの指導を受けてきました。

 

母は張凌

張本智和さんのお母さんは、お父さんと同じ、中国四川省出身の元卓球選手です。

お名前は、張凌さんです。

 

1995年に、中国天津市で開催された「第43回世界卓球選手権」に出場した経験もある方です。

他の家族が皆日本に帰化しているのに、どうして、お母さんの張凌さんだけが、中国国籍のままなのか?

 

はっきりしたり理由は、今のところ、分かっていません。

しかし、もしかしたら、お母さんは、「中国に対する愛着が強いのかもしれない」と推測しています。

 

ちなみに、張本智和さんは流暢な中国語を話すことができます。

 

 

張本智和が日本に帰化した理由は?

2014年に日本に帰化し、日本国籍を取得した張本智和さん。

なぜ、日本に帰化したのか?なぜ、日本を選んだのか?

 

気になっている人は、多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは、張本智和さんが日本に帰化した理由を調べてみました。

 

考えられる理由は、主に以下の3つです。

1つ目が「生まれ育った日本への愛着」、2つ目が「中国卓球界の厳しさを知っているから」、そして3つ目が「水谷準選手への憧れ」です。

 

生まれ育った日本に愛着があるから

そもそも「日本に帰化したい」と言い出したのは、張本智和さん自身でした。

小学4年生の時、両親に自分の気持ちを打ち明けたそうです。

 

張本智和さんのご両親は、お二人とも中国生まれの中国人で、元卓球選手でもあります。

お父さんは現役を引退してから、卓球のコーチとして呼ばれて日本にやってきたのです。

 

そして、お父さんは来日後の1998年に結婚。

2003年には、張本智和さんが誕生しました。

 

日本生まれ、日本育ちの張本智和さん。

張本智和さんにとっては、宮城県仙台市こそが故郷だったようです。

 

仙台市在住の張本さんは、2011年に東日本大震災を経験。

そして2017年、張本智和さんは「仙台、東北に希望を与えられるように頑張ります」と、決意を語りました。

 

故郷、宮城県に対するこの思いが、張本智和さんに「日本人として戦いたい」という強い思いを抱かせたのかもしれません。

 

中国卓球の厳しさを知っているから

張本智和さんのご両親はお二人とも中国の元卓球選手で、中国代表に選出されるほどのトッププレイヤーでした。

そのため、ご両親は中国卓球界の厳しさをよく知っていらっしゃっいました。

 

当初、息子である張本智和さんを卓球選手に育てようとは考えていなかったようなのです。

張本さんのお母さんは、以前、自身の手記で「夫と共に、卓球の厳しさを知っているだけに、当初は、息子が選手になるのは、反対でした」と語られています。

 

そんなお母さんの考えが変わったのは、張本智和さんが小学4年生の時。

全日本ジュニアの県予選でのこと。

 

張本智和さんの戦う姿を見て「息子の卓球人生を支えよう」という考えに変わったようです。

張本智和さんが「なぜ、日本に帰化したのか」掘り下げて考えてみると、そこにはやはり「息子の夢を叶えてあげたい」というご両親の思いがあると思います。

 

「日本人として、世界の舞台で戦いたい」という息子。

ご両親はその夢を叶えるために、張本さんの日本への帰化に賛成しました。

 

そしてそこには「卓球王国として、ライバルの多い中国では、東京オリンピックを目指す息子の夢を叶えるのが難しい」という、ご両親の考えがあったのではないかと思われます。

 

水谷隼への憧れから

張本智和さんは日本男子卓球界のエース、水谷準さんに強い憧れを抱いているようです。

あるインタビューで張本智和さんは、以下のように話しています。

 

「日本で、完璧に超えるべき選手は、もう、水谷さんなんで、東京五輪までに、絶対超えなきゃいけない壁です。超えても、東京五輪、また一緒に出る可能性もあるので、ライバルと言ってもらって、本当に、少し嬉しさもあるんですけど。いつまでも、ライバルじゃダメなので、絶対に完璧に、追い越せるようになりたいです」

 

このコメントから、張本智和さんの水谷準さんへの強い思いが伝わってきますよね。

張本智和さんにとって、水谷隼さんは、ライバルでもあり、超えるべき壁のような存在であることがわかります。

 

張本智和さんにとって、東京五輪で、水谷隼さんと一緒に戦うことが、夢なのかもしれませんね。

 

 

張本智和のチョレイの意味は?

「チョレイ」は、ポイントを取った時の張本智和さんの雄叫びとして有名です。

中国の言葉なのか?中国で何か意味があるのか?

 

調べてみたところ「チョレイ」は、中国語ではありませんでした。

ちなみに、卓球界では、女子選手だった福原愛さんが「サー!!」と声を出していて、こちらも、有名でした。

 

「チョレイ」の意味について父の宇さんに尋ねると、宇さんでさえ首をかしげていたそうです。

宇さんは、息子に聞いても『意味なんて無い』というだけで、中国語か、日本語かさえわかりませんとのこと。

 

ただ、張本智和さんが「チョレイ」と叫び始めたのは小学4年生の頃、仙台の小学校で試合をしたことがあり、その後に「チョレイ」と叫ぶようになったそうです。

「チョレイ」のルーツを調べてみたところ、張本智和さんより先に使っていた選手がいたことが判明しました。

 

それは、2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪と2大会連続で金メダルを獲得した中国の馬琳選手です。

中国の英雄と呼ばれた馬選手は、ポイントを取るたびに「チョレイ」と叫んでいました。

 

ということで「チョレイ」の意味はわかりませんが、ルーツは中国人選手であったことがわかりました。

 

 

さいごに

東京オリンピックの「メダル候補ナンバー1」との呼び声高い、張本智和さん。

まだ、16歳と若いながら、日本男子卓球界を引っ張っていく選手に成長しています。

 

そんな張本智和さんのご両親は、お二人とも、中国人で、元卓球の選手でした。

しかし、張本智和さんは、2014年に、お父さん妹さんと共に、日本に帰化し、日本国籍を取得しました。

 

日本に帰化した理由の裏には、卓球選手として、日本を舞台に頑張りたいという息子の夢を叶えてあげたいとのご両親の強い思いがあったようです。

ポイントを獲得する度に、「チョレイ」と叫び声を上げて、ガッツポーズする姿は、独特ですよね。

 

しかし、「チョレイ」には、特に、意味はないようです。

東京オリンピックを8月に控えた今、そんな張本智和さんの活躍が非常に楽しみですね。

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