この度、2020年、東京オリンピックのレスリング日本代表に内定した乙黒拓人さん。
乙黒拓斗さんは、小さい頃から、レスリングに打ち込み、輝かしい成績を収めてきました。
2018年には、世界選手権でも、優勝を果たしています。
実は乙黒拓斗さんのお兄さんも、レスリングの選手として、活躍中のようです。
そこで今回は
大学や高校
経歴
兄もレスリング選手
というテーマで紹介していきます!
乙黒拓斗の大学や高校は?
お父さんの熱心な指導で、幼い時からレスリングに打ち込んできた乙黒拓斗さん。
そんな乙黒拓斗さんはどこの大学や高校に通ったのでしょうか?
ここでは乙黒拓斗さんの出身大学や、高校についてご紹介します。
山梨学院大学
乙黒拓斗さんは高校卒業後、2017年に山梨学院大学に進学しました。
そしてお兄さんも在籍していた、大学のレスリング部に入りました。
大学時代、乙黒さんは「第72回、えがお愛媛国民体育大会レスリング競技」に出場。
61kg級フリースタイルで、素晴らしい活躍をしました。
全5試合、すべてで無失点のテクニカルフォール勝ちを収めたのです。
実は乙黒拓斗さん、全国高校総体で優勝した後、膝の前十字靭帯断裂の大けがを負っていました。
約1年ぶりの復帰戦で、頂点に立ったのです。
その時、乙黒拓斗さんは、「1年あまり試合に出られなかったので、早く成績を残さなければいけないと焦ったのですが、地道に練習することが一番の近道だとわかっていたので、上半身の強化やリハビリを重ねて、下半身のトレーニング、体幹を鍛えました」と語っています。
山梨学院大学へは、「強くなるために来た」という乙黒拓斗さんは、この時「大学に入って、やっと結果を出せたのでよかった。安心しました」と安堵していました。
また、大学4年生の時には「しっかり練習して、1つずつテーマを克服して、オリンピックで優勝したい」と意気込みを語っていました。
帝京高等学校
乙黒拓斗さんは中学時代から「JOCエリートアカデミー」にレスリングで入校していました。
そして東京都知事杯、全国中学選抜選手権の47kg級で2連覇を果たしています。
そんな乙黒拓斗さんの出身高校はスポーツで有名な帝京高校です。
乙黒拓斗さんは帝京高校に進学すると、高校1年生の時にインターハイの男子50kg級で、いきなり優勝。
その後もスピードとフィジカルの強さを兼ね備え、攻守のバランスの取れたオールラウンダーとして活躍しました。
高校時代には6冠を達成するなど、素晴らしい成績を残しています。
しかしその一方で、乙黒拓斗さんにも危機的な時期がありました。
全国高校総体インターハイで優勝した後、膝の前十字靭帯断裂という重症を負ってしまったのです。
乙黒拓斗の経歴
4歳でレスリングを始めた乙黒拓人さん。
高校大学の学生時代から華々しい活躍を見せていました。
ここでは乙黒拓人さんの経歴や、主な過去の対戦成績などについてご紹介したいと思います。
JOCエリートアカデミーに在籍
北区立稲付中学校に通っていた乙黒拓斗さんは中学入学後、JOCエリートアカデミーに所属していました。
JOCエリートアカデミーは、中学生や高校生の精鋭を集めたレスリングのエリート集団です。
将来有望な中学生、高校生を味の素ナショナルトレーニングセンターに集め、国際競技大会で活躍する選手に育成することを目的として創設されました。
将来有望な一握りの選手に選出され、見事、JOCに入った乙黒拓斗さん。
乙黒拓斗さんは東京都知事杯、全国中学選手権の47kg級において、2連覇しています。
これまでの戦歴
ここで乙黒拓斗さんの過去の主な戦績を見ていくことにしましょう。
小学生の頃から数々の栄冠を手にしてきていたようです。
こちらが最近の主な戦績です。
- 2017年 国体青年部61キロ級優勝
- 2018年 全日本選手権65 kg 級優勝
- 2018年 世界選手権優勝
- 2018年 全日本選抜選手権優勝
- 2019年 全日本選抜選手権2位
- 2019年 世界選手権5位
- 2019年 全日本選手権優勝
2019年はあまり成績が振るわず、日本選手権では惜しくも2位。
注目された世界選手権では5位に終わりました。
しかし近年は復活し、オリンピックへの出場を決めました。
その時、乙黒拓斗さんは「やっと勝てた。スタートラインに立てた。代表として、恥じない戦いをして、金メダルを取りたい」と語っています。
乙黒拓斗の兄もレスリング選手!
乙黒拓斗さんには2歳年上のお兄さんがいます。
お兄さんはなんと、乙黒拓斗さんと同じレスリングの選手で、兄弟揃って世界選手権に出場した経験があるとのことで驚きですよね。
ここでは、石黒拓人さんのお兄さんの圭祐さんについてご紹介します。
乙黒圭祐選手
お兄さんの圭祐さんは弟の拓斗さんと同じ、JOCエリートアカデミーの所属です。
帝京高校から山梨学院大学に進学したのも、拓斗さんと全く同じ。
圭祐さんは高校に入ってからはサッカーをしていたそうなのですが、お父さんに、レスリングのトレーニングがサッカーでも役立つと諭されて、レスリングを始めたといいます。
拓斗さんたちのお父さんは、どうしても二人の息子にレスリングをやらせたかったようですね。
兄弟共に小学校を卒業すると、レスリングに打ち込むために上京してしまいました。
しかし、上京する前はお父さんが仕事が終わってから、毎日夜遅くまで練習に付き合ってくれていたのだとか。
素晴らしいお父さんですよね。
圭祐さんは現在、フリースタイル70kg級の選手として活躍しています。
兄弟そろって世界選手権に出場
乙黒圭祐さんは過去に、自衛隊体育学校に入校していました。
この学校に入ると体育の特殊技能者として採用され、自衛隊所属のアスリートになります。
競技を引退した後は、監督やコーチになるか、自衛官として勤務できるようです。
乙黒圭祐さんは帝京高校時代は、インターハイ50kg級で優勝。
世界カデット選手権3位。
ジュニアオリンピックカデットの部で優勝。
山梨学院大学時代は全日本レスリング選手権で優勝。
大学4年生の時には全日本選抜選手権で2位となりましたが、プレーオフを制して世界選手権に出場しています。
弟の拓斗さんも同じ年に世界選手権に出場していますので、兄弟揃っての出場ということになります。
さいごに
この度、東京オリンピックのレスリング日本代表に選ばれた乙黒拓斗さん。
幼い頃からお父さんの厳しい指導を受け、輝かしい成績を収めてきました。
中学の時にはレスリングのエリート集団であるJOCエリートアカデミーに所属し、高校は帝京高校、大学は山梨学院大学に進学。
その間もレスリングで素晴らしい成績を収めています。
実はお兄さんの圭祐さんもレスリングの選手で、2018年には兄弟揃って世界選手権に出場しました。
これも、お父さんの熱心な指導の賜物と言えそうです。
東京オリンピック日本代表に内定した乙黒拓斗さんのこれからの活躍に期待したいですね。